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人類が生まれるための12の偶然 [チョイ読み(本・雑誌)]


人類が生まれるための12の偶然 (岩波ジュニア新書 626)

人類が生まれるための12の偶然 (岩波ジュニア新書 626)

  • 作者: 眞 淳平
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06/26
  • メディア: 新書



眞淳平 著
岩波ジュニア新書
各務原市中央図書館所蔵

図書館で読んだプレジデントファミリ2014年秋号に、数学・理科の成績が上がる7冊として紹介されていた1冊。
それを子供じゃなくて、私がようやく読み終えた。

宇宙誕生から現在まで人類が誕生し生き延びて来れた流れを、途中途中で起きた大きな12の偶然をポイントに、解説されている。
結構、面白い。堅苦しいが、思ったほどではなかった。
物理学本でよく語られる人間原理(人類が誕生しないような物理モデルは否定される原理)を解説している本かと思ったが、もっと単純に宇宙誕生から人類繁栄までを語っている。
全8章の章末にまとめられている12の偶然は次の通り。
1.宇宙を決定する「自然定数」が、現在の値になったこと。
2.太陽の大きさが、大きすぎなかったこと。
3.太陽からの距離が適切だったこと。
4.木星、土星という二つの巨大惑星があったこと。
5.月という衛星が地球のそばを回っていたこと。
6.地球が適度な大きさだったこと。
7.二酸化炭素を必要に応じて減らす仕組みがあったこと。
8.地磁気が存在していたこと。
9.オゾン層が誕生したこと。
10.地球に豊富な液体の水が存在したこと。
11.生物の大絶滅が起きたこと。
12.定住と農業を始める時期に、温暖で安定した気候となったこと。

科学好きとしては、「知ってる~ウ」的な話のオンパレードだが、地球の存続に木星・土星が大きな役割を果たしていた事は知らなかった。
月の大きな役割についての話では、万博を思い出した。(でも、万博は混んでいて見れなかった)
あと、気候の安定がこんな直前だったとは知らなかった。
子供の頃、20XX年には氷河期に入るって話があったが・・・。ちょっと、懐かしい。
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